2013年5月1日水曜日

なぜ中国で選挙が行われていないの?上海動物園の投票から言おう

 本題に入る前に、先日のツイートを紹介したいと思う。
このニュースはネタだと思われるかもしれないが、本当のことだった。そして、「銀魂」の監督高松さんも噂を聞いたようだった。
ネットユーザーのコメントから見ると、ゴリラ赤ちゃんの名前は絶対空知だと思われるが、さすがここまで大きな話題を呼んで、日本人の名前で命名するのは適切ではないと動物園側はやばいと思ったかもしれないので、28日から専用の投票サイトを開設した。weiboと違って、ウェブサイトなら簡単に結果をコントロールすることができる。図1のように、最初空知の名前はずっと上位を占めたが、28日の夜から「海尔」(中国有名な電気ブランド)の票数が激増し、その後「愛星」の名前も20万突破した。30日の午前中、「空知」の票数は28万、「愛星」の票数も26万を越えた。その後、上海動物園は「悪意の投票があるため、投票を中止する」の声明を発表した。
図1
 
図2
  図2は上海動物園の公式weiboである。時間の順番で翻訳すると:
投票と統計を便利になるように、ホームページで投票ページを開設しました。ネットユーザーの参加と関心をえたが、票数が異常だと気づき、システムで調べると悪意の投票を発見しました。やむを得ず投票を中止しました。しかしネットユーザーはweiboで投票することができます。ご迷惑をかけて本当に申し訳ございません。
今回の投票の名前は全部ユーザー様からいただいたもので、ネットユーザーの熱意と意見をそのまま反映しました。ネットユーザーの選択を尊重し、どんな名前を選ばれても構わない覚悟をしたから、投票を行いました。今回の投票の主旨は、面白いイベントを提供し、動物への愛を深めることです。しかし一部分のネットユーザーは理解していただいてないため、今回のイベントの意図を反しました。
これは上海動物園最後更新したツイートであった。結果は5月17日以後出るが、この茶番劇はどうやって始末するのは置いておいて、事件の流れから見ると、中国の選挙に似てると思わない?今回の事件一言に言えば:
 国家主席は選ばれないのはいいが、なぜゴリラの名前さえ自分で決められないの?
上海動物園は中国政府や政党、参加したネットユーザーは選民だと考えるとちょっと面白いと思う。中国の選挙制度について、教科書では確かにこのように書いた:「全国人民代表大会の制度を通じて、特色のある社会主義民主制度を実現する。」しかし実際私一度選挙を参加したことがないし、投票に行ったこともない。行きたくないわけでもないが、参加できる手段がないからである。私みたいな中国人は数多く存在すると思う。今回の投票事件のように、投票と統計をするため一応ホームページを開設したが、実際全然役に立ったない。動物園(政府)側の予想通り進まないと、すぐ裏で票数を変えたり、中止したりする。選挙権や被選挙権については、法律によると、「中華人民共和国の満18歳の公民は、民族、人種、性別、職業、出身家庭、宗教信仰、教育レベル、財産の状況、居住期限を区別せず、みな選挙権と被選挙権がある。しかし、法律に基づいて政治上の権利を剥奪されたものは除く。」実際はどうだろうか。2011年から勃発した「独立候補者運動」の例を見てみよう。現存の選挙制度に不満があり、制度内部から変革を実現するため、地方人民代表大会代表の改選選挙が行われた時、個人が「独立候補者」として立候補し、大きな話題になったが、政府側はすぐ「法的根拠がない」と否定した。今回の投票もそうだった、望ましくない立候補が現したら、プレッシャーをかけて、選挙を諦めさせる、作家の李承鹏のようだった。もし本当に直接民主制になると、ゴリラの名前は空知英秋になるように、偉い人たちの望ましくないことが後耐えずだろう。これはまさに選挙行われてない理由である。

今回の投票はあくまでも中国の選挙の縮図だ。民主の名を乗って、実際うえの人の都合のいい人だけ選ばれる。この考え方はあまりにも影響が大きいので、ゴリラの名前さえ決められない。本当に悲しいことだ。


参考ソース:
図1:http://goo.gl/vBBju
図2:http://goo.gl/f0DXY

0 件のコメント:

コメントを投稿